

以前にむし歯の治療を行い神経の処置(抜髄)をした歯が変色してしまいました。またメラニン色素の沈着により、歯ぐきが黒ずんでみえます。ここではオールセラミックスを用いた審美治療とホワイトニング、レーザー治療により口元の審美性を改善しました。
【術前写真】
神経処置をおこなっており歯が変色してしまっています。また歯ぐきの色も全体的に黒ずんでいます。
【支台歯形成1】
グラスファイバーの土台を装着して形を整えています。
【支台歯形成2】
同じく上から見た状態。型取りを行うために圧排をしています。
(歯と歯ぐきの間に糸を挿入しています。)
【シェードテイキング】
歯の色を決定するために色見本を使って色を確認しています。この時点でホワイトニングは完了しています。
【オールセラミッククラウン】
ジルコニアセラミックスによるオールセラミッククラウンです。金属を使用しないことにより、より天然の歯に近い質感を再現することができます。
【術後写真】
オールセラミッククラウンを装着した状態です。上下の歯のホワイトニングをおこない、歯ぐきのメラニン色素をレーザーにより取り除くことにより口元が全体的に明るくみえます。

このケースは1本の歯の治療でしたが、ホワイトニング・レーザーによるメラニン色素除去を行い、口元の審美をトータルコーディネートしたことにより、とても満足度の高い治療結果となりました。当院ではこのような組み合わせはよくおこなうことですが、笑った時に口元の印象はぐっと変わります。まさに「こだわりの治療」と言えるでしょう。