
インプラント治療の中で、特に前歯部のインプラント治療は難易度が高い治療となります。
機能的に噛めるのは当然として、審美的にも十分満足のできる治療結果とならなければなりません。欠損部位・状態、骨の量・質、歯肉の厚み・性状などを総合的に判断して、術式、インプラント体・アバットメント・上部構造体の選択を行う必要があります。
条件が良ければ、抜歯即時埋入法も選択できますが、場合によっては骨造成・歯肉移植などが必要になることもあります。
2回法による前歯のインプラント治療です。
ジルコニア性のアバットメント(白い土台)と上部構造体にオールセラミッククラウン(金属を使用しないかぶせ物)を用いて、機能と審美を
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歯の破折症例です。抜歯処置と同時にインプラントを埋入しています。(抜歯即時埋入法)
技術的には難しいですが、条件さえ合えば最短・最速で機能と審美を回復できる治療方法です。アバットメントにはカスタムメイドのジルコニアアバットメントを使用して、上部構造体にはオールセラミッククラウンを装着しています。金属を使用しないことにより、ほぼ天然歯に近い質感を再現しています。
(使用インプラント:ノーベルバイオケア・リプレイスセレクト φ3.5mm×13mm)


- 審美的に仕上げるにはインプラントシステムの選択が重要です。
- 歯を抜歯する前にどの術式でインプラント治療をおこなうか検討しましょう。
条件さえ合えば抜歯即時埋入法が行えます。 - カスタムメイドのアバットメントを用いることにより、自然感のある上部構造体を作ることができます。